ネット広告のメリットとデメリットとは?

2020年 7月 15日
Web広告の光と闇

ネットを利用する人や利用している時間が増えているお陰で、Web広告は存在感を増し有益な点も沢山あります。でも、ネット上のマーケティングに携わる人たちが壁に直面しているのも事実。新しいテクノロジー、法律、人々の行動は常に変化を遂げていて、大きな集団に一気にメッセージを届かせることを難しくしています。このような時代にデジタル広告をやる価値は本当にあるんでしょうか?

Web広告のメリット

1. 特定のお客に的を絞れる

Web広告では特定のマーケット層に狙いを定めて広告表示ができ、ターゲット層を住んでいる地域や興味のある分野、年齢といったフィルターで絞りこむことができます。検索エンジンでは、あなたのやっているビジネスやサイトのコンテンツに関連の深い特定のキーワードをターゲットとすることも可能です。このようなより絞ったターゲティングの機能を使えば、簡単に成功する広告キャンペーンを展開することができ、アクセスを増やすだけでなくサイト上での成約も期待できます。

2. 費用を抑えられる

オンライン広告とオフライン広告を比べると、オンラインでのコストはかなり低いといえます。例えばリスティング広告。検索エンジンでの結果で上部に出てくる文字の広告などを指しますが、一番のメリットはクリック1回につき広告費を払うので、広告を表示しているだけではクリックされない限りお金がかからないことでしょう。少ないコストで運用できることもポイントです。

3. 正確なデータで制御できる

インタ―ネット広告キャンペーンは完全にあなたの支配下に置くことができます。いくら使っているかわかるので、1日の予算を設定して全体のコストを監視できます。自分の設定した制限を超えたら、個別のキーワードや広告がちゃんと機能しているか確認して調整していくことができます。自分の広告が何回クリックされているか、そこからどのくらい売上があったかなどの正確な数字もわかります。「どのキャンペーンがうまくいくかなぁ」と悩む必要はありません。データを使って修正すべき箇所もわかりすぐに対策を取れます。

4. お客様とのコミュニケーションが広がる

可能性は無限大。今まであなたのサイトを知らなかった人が「あっいいな。」と広告をクリックしてあなたの商品を注文してお客様になってくれるかもしれないし、購入後にさらにもっと詳しい情報を求めて違うページを見てくれるかもしれません。商品購入後には使ってみた感想をSNSで友達とシェアしてくれるかも。そしてそれを見た人が興味を持ってサイトに来てくれて購入してくれる可能性もあります。どんどん人の輪が広がります。

5. いろいろなフォーマット

どんなビジネス形態にも使える広告のフォーマットも存在します。検索エンジンの画面や色々なホームページに出てくるバナー広告、テキスト広告はよく見るのではないでしょうか?SNSやYouTubeを見ているときにいきなり始まって邪魔をする動画広告もなじみがあるでしょう。でもそれがすべてではありません。QR コード、テキスト上のリンク、アフィリエイトマーケティング、ハッシュタグ、SNSの記事全体など、一見広告には見えないものもあります。それらも含めいろいろな見た目や登場のしかたで出てくる広告は、上手に使うことであなたのオンラインマーケティング戦略上で重要な役割を果たす可能性を秘めています。

ネット広告のデメリット

1. すべての人がネットを利用しているわけではないし、データをシェアしたくない人も

あなたの潜在顧客は「ネットをまったくもしくはほんの少ししか利用していない」グループにいるかもしれません。また、特定の検索エンジンやソーシャルメディアしか使っていないかもしれないです。例えばターゲット層がFacebookをあまり使っていないグループに属しているのに「今はSNS広告だ!」と初めてしまうと思った成果が得られないでしょう。SNSで広告する場合もどのツールが使われているかユーザーの分析を事前にする必要があります。また、プライバシーやユーザーのデータ収集について関係する法律を理解しておいたほうが良い場合もあります。あなたのユーザーが目的にかかわらず個人情報などのデータの利用を拒む場合はそれに従わなくてはなりません。

2. 限りある広告スペース

広告メッセージは使えるスペースにおさまるような長さにしなくてはならないので、行動を動かすきっかけ(CTA:コールトゥアクション)を短いコピーにどれだけ入れられるかコピーライティングのスキルが要求されます。同じようなサービスをしているほかのサイトなどとも競争しなくてはなりません。広告の形態には本当にたくさんの種類があるので、どう届けるか、メッセージや中身を色々と組み合わせたりどれが効果が高いか試す価値は大いにあります。

3. 下落している広告のクリック

広告のクリック率はだんだん下がってきています。昔はインターネット広告はたくさんのクリックを誘導していましたが、時間とともに人々には免疫ができてきて広告主の意図には引っかからなくなってきています。

例えばたくさんのネットユーザーはブラウザのエクステンション(拡張機能)を使って広告をブロックしています。広告を見たら無視すると決めている人もいます。狙ったコンテンツへすぐに誘導できずに、邪魔者扱いされて人気が衰えた広告フォーマットもあります。動画を見ようとするといきなり始まる広告は、広告を見てもらいたい意図があるにも関わらず、広告をあと何秒でスキップできるかのカウントダウンだけ目線が行って動画の続きに戻ってしまう人もいます。

結局のところ一番大事なのは自分のビジネスが広告から利益を得られるかということにつきます。始めるのならば検索広告がベストです。ぜひ上記で触れたメリットとデメリットを検討してみてください。 自分のお客様となる人はネットを使っているかどうか、どのソーシャルメディアやサイトがその人たちによく使われているかを調べてみることが、どの広告フォーマットを選ぶかの初めの一歩になります。始めた後もデータが見られるのでぜひ試してみてどれが効くのか見つけてください。

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