SEO とモバイルファーストインデックス

2020年 5月 27日
SEO モバイルファースト

「モバイルファーストインデックス」- なんて専門的で難しそうな言葉でしょう!でも実際はとてもシンプルなコンセプト。スマートフォンをどう人が使っていて、それがあなた自身やホームページにどんな意味があるか見ていきましょう。

近年、ネットをスマートフォンやタブレットから閲覧する人の数は、卓上パソコンやノートパソコンのユーザーと比べて急激に増えてきています。実際、このようなモバイル端末からのみネットを利用しているという人は全体の51%と推計されています。

このような変化に対応するため、Googleも「モバイルファーストインデックス」を始めました。これは “Googleはサイトのコンテンツの情報を収集する際、スマホやタブレットで表示されるあなたのサイトのモバイル版をパソコン版よりも重視して検索結果に反映しますよ”ということを示しています。

あなたにとっての意味とは?

この新しい時代、サイトの所有者としては、アクセスしてくれる人とサイトのモバイル版の「コミュニケーション」がよりスムーズにできることが大切です。しかし、パソコン版のサイトをやめてしまえと言っているわけではありません。パソコン版にアクセスする人もいるからです。あなたのターゲット層がどの端末を利用しているか調べる方法もありますので、Googleアナリティクスを利用したデータ分析の記事をぜひお読みください。

レスポンシブテンプレート

あなたのホームページはWebnodeの現在のバージョンで作成(2016年10月以降)されたものでしょうか?それならゆったりと構えてリラックスしても大丈夫!すべてのテンプレートは最初からGoogle好みのレスポンシブになっています。サイトのPC版はモバイル版とほとんど同じなので、あなたが特別に何かすることは全く必要ありません。モバイル版では見やすいようにサイトのコンテンツの配置が換わったり、メニューがシンプルに3本線になって小さな画面でも扱いやすいように自動的に調整されます。

ぜひスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で、自分のサイトがどんな風に見えているか実際の見た目をチェックしてみてください。パソコンでチェックする場合は、ブラウザのウィンドウを縮めてみたらわかります。

独立したモバイル版

もし前のバージョンのWebnodeビルダーを使っていて(2016年9月以前に開設)更にレスポンシブ非対応テンプレートを使っている場合でも、あなたのサイトは自動的にモバイル版ができていて、デスクトップ版と同じコンテンツですがちょっと違うデザインになっているはずです。モバイル版のアドレスはPC版と異なり、モバイルの「m.」から始まるアドレスになっているので「m-dot (エムドット)サイト」と呼ばれます。 このようなサイトも受け入れられていてGoogleもメイン版と同じようにモバイル版と見なします。ただ、古いバージョンの場合は新しいバージョンにいずれ変更することをご検討ください。GoogleはレスポンシブウェブデザインでPC版とモバイル版が同じアドレスの方にもっと重きを置くからです。

モバイル版なし

まだホームページのモバイル版がまったくないものもあります。もしかするとスマートフォンでネット検索をしている際に、字が小さすぎて読みにくかったり途中で画面が切れて見えないサイトに出会った方もいるかもしれません。モバイル版がない場合やあってもちゃんと調整されない場合、「モバイルファーストインデックス」の現在は、検索結果でのそのサイトの価値は大幅に下がってしまいます。 Google の目的はユーザーを幸せにすること。ユーザーエクスペリエンスの向上をモバイル版でも実現してほしいと思っているのです。

サーチコンソールのモバイルファーストインデックス

新しいサイトをサーチコンソールに登録したら、Googleはすぐさまモバイルファーストインデックスのスイッチをオンにします。サイトがすでに検索エンジンに登録されている場合、Googleはモバイル版がちゃんとあるかどうか審査し、まだ準備ができていない場合でもすぐにこれだけで「このサイトはだめだ」と決めつけるわけではありません。ただゆくゆくはこの傾向が強まるので、できるだけレスポンシブテンプレートでのサイト作成が効率がいいのです。

一番重要なSEOポイント 

さあ、今回が初心者向けSEO検索エンジン最適化ブログシリーズの最後の記事なので、一番重要なポイントをまとめておきます。

  • ターゲット層を明確に – ターゲットの年齢層、どんなコンテンツに興味があり、どんなSNSを使っているのか、ターゲットをより知れば知るほどサイトのコンテンツやソーシャルメディアで投稿する内容も的を絞りやすくなります。
  • 競合を偵察する – 同じようなビジネスをしている競争相手や、お手本にしたいサイトを見てどんなことがうまくいっているか調べます。参考になることがたくさんあるかもしれません。自分のサイトをもっと良くしちゃいましょう。
  • 質の高いコンテンツがいつも一番大事 – ホームページは人のために作られているのであって、検索エンジンのためではないはずです。読み手が必要な情報プラスαをあなたのサイトで見つけられたら、他の人にもあなたのサイトを勧めてくれるかもしれません。質の高いコンテンツで訪問者を幸せに。
  • タイトルとディスクリプションをちゃんと入れる – サイトの各ページにはそれぞれ違う、興味を引くようなタイトルとメタディスクリプションを入れます。これで検索結果からクリックしてページに来てもらうもう一押しができます。 
  • リンクの構築 – サイトの中でページ間をリンクで繋げます。ソーシャルメディア、メルマガなどでコンテンツをシェアしたり、ほかのサイトの持ち主にリンクを張ってもらえないか依頼します。
  • 画像もちゃんと最適化 – 写真をアップする前にちゃんと名前をつけてあげましょう。Webnodeの編集画面でも説明文を入れます。
  • 結局は少しずつコツコツが報われます – 計画的にサイトを更新しましょう。サーチコンソールやデータ分析で次の改善点を見つけて実行します。SEOには長く細い継続的な行動が大事。でもあとで「やってよかった」と思えるはずです。 

まとめのお時間

レディース&ジェントルマン!これで最後です。このブログシリーズでは、SEOについての考え方をご紹介しました。今までの記事を見ていただいて、基本的な疑問に答えられていたらうれしい限りです。もっと突っ込んだ内容や技術的なガイドなどは Moz(英語版)やバス部のサイトが充実していてお勧めです。

「サイトの作成もまだしてないし、どっから始めたらしたらいいかわからないよ」というあなた!なんでもいいから始めちゃいましょう。「どこから始めたらいいか」の範囲の大きな質問から、具体的なSEOの個別アドバイスなど、Webnodeのカスタマーサポートでお問い合わせお待ちしております。

 

  1. SEO (検索エンジン最適化) きほんのき
  2. SEO – 各ステップと全体像をみてみよう
  3. SEO – 戦略を立ててみよう
  4. SEO -WebnodeエディターでSEO設定- タイトル、ディスクリプションなど
  5. SEO -サイトのリンクを活用しよう
  6. SEO – 検索エンジンに自分のサイトを認識させよう
  7. SEO-SNSを活用して集客アップするコツ
  8. SEOとデータ分析
  9. SEOとモバイルファーストインデックス

 

SEOのブログシリーズはいかがでしたか?コメントをどうぞ。

SEOの方法を知りたいですか? 詳細なガイドがあります。