Googleアナリティクス 入門編

2020年 7月 8日
GA 基本編

Googleアナリティクスまで導入する必要ある?と自問自答しているあなた!単刀直入にいうと必要です。だってこれがあればサイトやブログを読んでくれている人のことがわかるから。でもそれは氷山の一角にすぎません。

このパワフルツールがあれば、サイトの訪問者についての本当に色々な情報が手に入り、サイトでどんな動きをしていたかがわかります。例えば:

  • サイトやブログに何人がアクセスしたか
  • 訪問者はどこに住んでいるか
  • どんなサイトを経由してあなたのサイトに来たか
  • スマホ?PC?どんなデバイスを使っているか
  • どんなブラウザを使っているか
  • どのようなコンテンツが好まれているか
  • サイト上のどのページが一番人気か

「知識は力である」とはよく言われますが、それはサイトやブログでも同じこと。Googleアナリティクスはあなたのお客は本当はだれなのか、あなたから何を望んでいるのかを知らせてくれます。

“Google” と“アナリティクス”という言葉が合体しただけで「なんだかおっかない」と感じる方もいるでしょう。あなたがこう感じる人の一人であればこう言わせていただきます。「若いパダワンよ(スターウォーズより)心配無用じゃ、我々がついておりますぞよ!」コツや使い方のヒントをお授けします!

それではさっそくインターフェースや指標について見ていきましょう。

ポイント:まだ自分のサイトやブログが Googleアナリティクスのアカウントと接続されていない場合、ここをチェック! 

Googleアナリティクスについて知ろう

Google アナリティクスを便利に使いこなすには基本画面を理解することがとても大切。そのため、一つ一つのタブとそこで何ができるかについてご紹介していきます。

ホーム画面:

Google アナリティクスにログインすると、最初に見るのがあなたのホーム画面ですでに沢山の情報が詰まっています。Google アナリティクスは、グラフィックや図表を見られるように、一定期間の条件での情報を整理して最初から表示しています。このもうレポートを作成することが可能。そしてこれがこのツールの醍醐味です!すぐに慣れて楽に使える方法を伝授します。

Googleアナリティクス 使い方

カスタム

このタブでは、Googleアナリティクスでどうデータを見るかを自分のやりたいことを設定できます。カスタムダッシュボードを作成して自分が見たい情報をぱっとみられるようにしたり、分析したいデータでカスタムレポートを作ったり、保存済みレポートを確認したり。カスタムアラートを使うと、例えば何かの指標がちゃんと動いていないなど何か重要なことがあったときにGoogleが知らせてくれるように設定できます。 

レポート

Googleアナリティクス タブ

さあ、本当の魔法の世界に入りましょう!Googleアナリティクスで得られる情報は膨大で詳細にわたるため。消化不良に陥る前にいくつかの指標を分けて後で説明します。今の段階では、この画面ではあなたのサイトを訪れた人のことがすべてわかると理解していただければ大丈夫。

  • リアルタイムタブでは、今あなたがGoogle アナリティクスにログインしているこの瞬間のサイトのパフォーマンスを見られます。
  • ユーザータブを開くと、サイト訪問者の年齢や興味のあることなど色々な情報が確認できます。
  • 集客タブを見るとアクセスについての詳細:どのサイトを経由してきたか、広告キャンペーンのパフォーマンスなどがわかります。
  • 行動タブではサイト内で訪問者がどのような動きをしたかが把握できます:どのページにアクセスしたか、どのくらいの時間ページを見ていたか、どのページが最初のページとしてアクセスされていたかなど
  • 最後は一番重要なコンバージョンタブ: 設定したサイトの目的に対し、どのような成果があったか見られます。(目的の例としては、ファイルのダウンロード、サイトへの会員登録、メルマガへの申込、商品の購入など、あなたがサイトで実現したいことになり、その成果を測ることができます。)

管理

このタブでは、アカウントを上から下まで管理できます。いくつかのサイトを運営している場合、アカウントをサイトの数だけ作成して同じログイン情報で複数のアカウントを管理できるので、時間を大きく節約できます。この管理ページではさらに、言語の設定やアナリティクスから送られる情報の設定などが可能です。 

Google アナリティクスでの測定

サイトのパフォーマンスを理解してどこを改善していくか見つけるために、指標を理解して分析につなげていくことが大切です。これだけ知っていたら便利な必要な項目をかみ砕いてみました。結局、ターゲット層と同じトーンでコミュニケーションをとるためには、どんな人がアクセスしてくれているか知ることは本当に大切です。

ユーザー vs セッション

最初にこの二つのコンセプトについて違いを知っておきましょう。1人のユーザーは複数のセッションを生み出せます。なぜならユーザーはあなたのサイトを訪れた人の数を示し、セッションはすべてのユーザーがあなたのサイトにアクセスした各アクセスを指すからです。1人の人は何回もあなたのサイトにアクセスできるので、セッション数はユーザー数よりも多くなります。セッションは一定時間活動がない場合(デフォルト設定は30分)または午前零時にリセットされるため、30分たってからもしくは新しい一日が始めるとまた新たに1とカウントされます。

滞在時間と直帰率 

量より質が大事!つまりあなたのサイトにユーザーが平均して滞在した時間の長さは、あなたのサイトを訪れたけれど何も必要な情報を得られずにすぐに去ってしまった多いアクセス数よりもずっと大事です。

「直帰」というのは、あなたのサイトに来た人が1ページしか訪問せずすぐ離れてしまうことです。初期設定では、Google アナリティクスは訪問者がもう1ページ以上訪れた場合に「行動があった」とみなします。

この見方は直帰率が計測される時に考慮されます。「良い」直帰率はどんな数値でしょうか?それはあなたのサイトの種類によって異なります。例えば、ブログは直帰率が高くなる傾向があります。1ページのみを読んでブログ自体から去るケースが多いからです。そしてこれはよく考えてみるとそれほど悪いことではありません。訪問者は期待された通りのことをやっているだけですから。しかしながら、あなたがサイトを訪問した人に例えばボタンをクリックしたり、ファイルやアプリをダウンロードしたり、メルマガに登録などの具体的な行動を起こしてほしいと思っているなら、直帰率について真面目に対策を取りましょう。

Googleアナリティクス ページビュー

この項目をチェックすると、サイト内でどのコンテンツが訪問者に気に入られているか、どのページが表示されてもすぐ閉じられているかわかります。またどんなページ構成が自分のユーザーにとって機能しやすいか、また、特定のページのセッション数とセッション時間を合わせてどんなページが読まれやすいかで確認できます。サイトやブログを読み手に合わせて変えていくことがちょっとカンタンになるのではないでしょうか?たとえば自分のブログでブログパーツやアフィリエイトなどについて投稿しているとします。自分がメインだと思っていたパーツの話よりもアフィリエイトの成功法の記事に人気があったら、同じテーマで違う切り口から記事を書いてみるともっとアクセスが増えるかもしれません。

ユーザー属性と地域

Googleアナリティクスがあれば、訪問者の年齢や性別がわかってしまいます。 この情報があればコンテンツについて、どのような書き方で何について書いたらいいかのヒントになるはずです。例えば、あなたのサイトの訪問者が18-25歳の女性が多いと分かれば、ちょっとコトバを最近流行っている言葉に変えたり、このような人が興味をもつような内容について記事を書くともっと注目が集まるかもしれません。

また、自分のサイトの訪問者の多くがほかの国や地域から来ていて、ほかの言語をブラウザで使用しているなら、あなたのサイトやブログをその言葉に直して発信したり、その地域の話題に触れたりするともっと身近に感じてくれてアクセスが集まるかもしれません。

Googleアナリティクスで訪問者の情報を丸はだかに

集客チャネル

さあどんな人があなたのサイトを訪れているかわかったところで次のステップへ進みます。どうやってその人たちはあなたのサイトに行き着いたでしょうか?広告から?あなたのSEOが上手くいっていて検索結果の上位になったから?メルマガ登録者やFacebookであなたのファンになっている人たちでしょうか?

  • Organic(自然検索): 検索エンジンの自然な検索の結果からあなたのサイトやブログを見つけた人たちの訪問者の割合がここで見られます。この数字が大きければ、サイトのコンテンツに入っているキーワードの選択が正しいのではと考えられます。小さい場合はキーワードの深掘りをして最適なワードを探してみます。
  • Paid Search(有料広告): 広告を出しているなら、全体の訪問者のうちどのくらいの人が広告をクリックしてあなたのサイトに入ってきているかわかります。
  • Direct(直接): ブラウザに直接あなたのドメインを入力してきた人のことです。QRコードから来た人も入ります。
  • Social(ソーシャル): ソーシャルネットワーク経由で来た人がどのくらいいるかを示しています。
  • Referral(参照元): 他のサイトにあったリンクから来た人を指します。例えば、あなたが靴屋を営んでいて、あるブロガーがあなたの靴屋で売られている特定のサンダルについて記事を書き、そこにお店のホームページのリンクをはっていたとします。ここでそのリンクをクリックした人がどのくらいいたのかを確認できます。
  • メール: どのくらいの人がメルマガ経由でサイトに来てくれたでしょうか?
  • Display(ディスプレイ): GoogleのディスプレイネットワークキャンペーンをGoogle広告で展開している場合、ここでその実績を計測できます。
  • Others(その他): Googleが上記のカテゴリーのどれにも分類できなかったすべてのアクセスがここに表示されます。

Googleアナリティクス どこからアクセスが来ているか

このデータがあれば、どこにもっと時間やお金を投資すればいいか、それほど重要でないチャネルはどこかが一目でわかります。あなたがGoogle広告でキャンペーンを出している場合、支払っているお金に見合ような広告から沢山のアクセスが出ていればいいのですが、お金をかけてもアクセスが上がっていないなら、一旦キャンペーンを停止してもっと詳しく原因を確かめて改善してから再度チャレンジするなどができます。

メディア vs 参照元

どこからアクセスが来ているかわかるためにこれらも大変重要なツールです。この二つのコンセプトは集客チャネルとしては非常によく似ているように見えますが、まったく違うものです。そして両方が一緒に集客について詳細なデータを提供してくれます。

メディアはアクセスの1つの種類で(オーガニック、ダイレクト、ビデオなど)参照元はどこからそのアクセスが来ているかを指します。(Google, Facebook, Bing, YouTube, Yahooなど)。

あなたがリスティング広告を展開している場合、これらの項目は特に便利。自然検索と有料広告のそれぞれのアクセス数やコンバージョン率を比べたり、あなたのホームページに来た人のサイト内での行動をそれぞれのメディアごとに見ることができます。 

まとめると…

ここまでで、ホームページの管理者としてとても有用なGoogleアナリティクスの画面や用語の意味、できることついてご紹介してきました。さあ、自分のGoogleアナリティクスの画面に早速入って内容を実践してみませんか?ご質問等ありましたらご遠慮なくサポートまでお知らせください。

 

もっと知りたいあなた!Googleアナリティクスの次のステップについても今後ご紹介していく予定です。レポートを作ってデータ分析をもっと上にまで広げていきましょう!こうご期待!

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